カテゴリ:TEXT( 16 )

ほ乳類のともだち

お休みをずっととれなくて
目の前がぐるぐるする。
[PR]
by 1egg2min | 2006-10-18 11:10 | TEXT

 大人の世界で体操座り。


社会になげだされた瞬間から
「大人」にならねばならない。

「働く」。
こんなに当たり前で、
こんなに当然のことが
実は一番難しい。

正当な方法として正社員になる。
公務員、教員、学者、研究者。

つまるところ
人は毎日の幸せのために、おいしいご飯のために、家族のために、住宅購入、いっぽんの煙草、一杯のビールのために
対価としての「お金」を得なければ

明日から私は電気代も家賃も払えず、
お洋服も、ビールも、海外旅行も、地下鉄にさえ乗れない。
それがリアルな「社会」。

高校を卒業、公立の美大を目指して浪人、私大の美大に入学するも仮面浪人でドロップアウト。やけくそで受けた3度目に目指した公立の芸大にうっかり合格。結局、ひとより2年遅い「社会人」スタート。しかも、全くもって「就職」がリアルでなかったので、「就職活動」のはずの大学4年で沖縄は西表島で夜の蝶。またしてもドロップアウト。帰ってきて、なんとなく大学の先生が紹介してくれたので、全く知らない&興味もなかった(ごめんなさい....)広告代理店にデザイナーとして就職。半年後、会社が流行の民事再生法によりいきなりの解雇&退職。外注先だったデザイン事務所に拾われ1年。退職後、知り合いと出版社たちあげ&フリーランスになるが人間関係等のトラブルで解散1年。以後、夜の蝶、ベトナム料理屋などをしながらデザインのフリーランス。が、喰えないので派遣社員のデザイナーとして日夜、編プロ勤務。土日&平日の夜はイラストレーター。そんなこんなでもう28歳。

以外と波瀾万丈なのか、普通なのかよくわからない。バイトの種類は30職種を越える。
何かになりたかった。
何にもなれていないけれど
何かになれると信じている。
ニートではない。
人よりも何倍も「働く」ということについて考えたし、働いた。
「正社員」「フリーランス」「自営」「共同経営」「派遣社員」「アルバイト」。
全てを経験してみたけれど、
答えはでない。

結局、
「生かされる」ためには誰かが「はたらく」より生きるすべはない。
デザインがすきで、本が好きで、でもそれが適職だったようには思えない。
選んだ道に後悔はないが、確信もない。
迷ってばかり。

日本の社会は豊かになりすぎて
選択肢は無限にある。
身分制度もない。
明日食べるパンに困らない。
過剰な刺激と、飽和したモノ、行き届きすぎたサービス、潔癖な清潔感。
求められる過剰な愛情と期待。
適正年齢。ファイナンシャルプラン。

学生の時は楽だった。
子供みたいに夢ばかりみて、
自分の作品のことを考えていればよかった。
社会は両手を広げて、わたしが飛び込んでくるのを待っているみたいで。

浅はかな共同経営の失敗、失恋、人間不振、貧乏、家族の抱える深い闇。
繰り返される同じ毎日に
どうしても慣れることができない。

じゃあ、またドロップアウト?
趣味に生きる?
起業する?
適当に花嫁に?

それも、まだ、できない。
西表島の海を見ながら、
「私にはまだここに来るには早すぎる」と思ったあの夏から
6年が過ぎても、
まだ、あの島へ住める人間にはなれていない。

継続の中の穏やかな日々の中にこそ
人生で大切なことは含まれているのだろうと思うけれど。

派遣会社で
次の派遣先の相談をしてきた。
情が移りすぎる前に、次へ。

バリとヨーロッパから帰国したら
(とりあえずお金もないので)
新たな環境で、新しい人にどんどん出会っていくことにした。

責任をとれる仕事をしたい。
30になったら
ちゃんと自力でたてるよう
この2年は「社会」を知る荒行をする決心をした。

人とのつながりが
新しい道をつくってくれる。
そのことだけは
間違いない。

「考える」ことで迷ったり、苦しんだりすることは
「何も気がつけない」人間よりよっぽど豊かで幸せなことだと思うよ。

と、男友達がいつも言ってくれるけど
そんな彼も「考えて」しまう人間。
それだけうんと、苦しいことをわかっている同じ種類の。
いつも泣き言ばかり聞いてもらっているので
いつか迷いのない笑顔で
彼の相談になってやれる器になりたい。
っていっても、
結婚しちゃったら奥さんに嫌がられて
相談にのってくれないかな〜
なんか結婚とか性別とか嫉妬とか
めんどくさいな〜
一夫多妻を賛成派のわたしとしては
男女とかを越えた信頼関係とか
もっと大きい人間の繋がりってあると思うんだけど。
煩悩と世間は邪魔をする。

ちっちぇえな〜
わたしは。
[PR]
by 1egg2min | 2005-05-25 00:14 | TEXT

チャリ散歩部

今日の夕食

早く帰れたので

・大黒花芸豆の甘煮
・なめことワカメと豆腐と大根とあおさのおみそ汁
・生かつおのお刺身となますの和風サラダ仕立て

うまい。

けど誰もほめてくれないので

「おぬし、また料理の腕をあげましたのぉ」

な〜んて独り言をいいつつ
生グレープフルーツの焼酎割りをのみながら
お風呂で読書もいいねえ。


実は
今、食事制限しております。
根っからの
旨いもの甘いもの好き&運動不足&3年の恋人不足が高じて

健康診断にひっかかり、
うっかり乙女の死刑判決を言い渡されました。

確かに、
乱れておりました。

実家まで車で20分の距離ながら
もう2ヶ月ぐらい帰っていないし。

2年前にフラリと家を出てから
3回の引越し
昼間はデザイナーの派遣社員
夜の蝶バイト、
休みの日はイラストレーターとしての仕事と
ベトナム料理屋での料理修行。
等々、

自分の「生活」や
リズムなんて
考える余裕すらなかったのだ。

走れ
走れ
はしれ〜
って
声がするみたいに。

「何かにならなきゃ」
「こんなんでは終われない」
「早く早く何かにならなきゃ」

って
強い強い

強迫観念ね。

おかげで

仕事が上の空になりミス連発。
ひどい風邪をひいて点滴、
未だに治らない花粉症。
太る。
ブサイクになる。
極めつけの
キツイ診断結果。

よって
反省して
人生をリセット運動期間中。

毎日、炭水化物抜き、魚&野菜のみのお弁当を手作り。
パリ旅行資金の節約&運動不足もあり、
地下鉄5駅分・30分のチャリ通勤。

体調もココロも健康体になってきた気がする。

自転車はたのしい。
わざと知らない道に迷いながら帰る。
途中、変なスーパーに入ってみたり
いい感じの銭湯をみつけたり
美味しそうな手打ちそばの店を発見したり
本屋にふらっとよったりね。

満員電車なんてだ〜い嫌い。
人の群れている場所が苦手。

暗くなった帰り道
知らない町の中
自転車にのっていると

ベトナム料理屋でエビの皮をむきまくっている時とか、
ひたすら生春巻きを巻きまくってる時とか
野菜を大量に切りつづけている時みたく
かなりアルファー派がでまくる。

作業をしているので
拘束されちゃってるし
あれをしなきゃとか
仕事のこととか
余分なことを考えずにすむし

ひとつの作業に没頭して
頭がからっぱになって
からっぽのまま
だいすきだった恋人のこととか
宇宙とか未来とか
書きたい小説のプロットとか
いろんなことを
単純作業をくりかえしながら
ぼんやりと考える瞬間がすき。

ひとりチャリ散歩部。

現実を受け入れようと
ヨガビデオをみながら
鏡の前で
すっぽんぽん(って言い回しなんかかわいい)で
ヨガをしてみた。

なにコレ?
本当に
脱いだらスゴイことになってしまっていた。

男子に裸を見られない油断って
すえ恐ろしい......
[PR]
by 1egg2min | 2005-05-16 22:41 | TEXT

昔の男

昔の男はみんな優しい。

おっさんキャラに成り下がった
こんなダメダメな私にも
恐ろしく優しくて
大人のいい男たちである。

体調がよくなってきたので
久しぶりに
鴨料理などを食しながら
日本酒なんぞ呑んじゃって
現在の彼女との結婚について
「そろそろ覚悟を決めて結婚したら〜」
なんて憎まれ口をたたいたりして

さあ、もう一軒と
名古屋を一望する
真っ暗なバーで
飲み直したりしちゃって

「いい感じの大人の女のひとになってくれて嬉しいよ」

って。
言ってくれる昔の男って
ありがたい。
ありがたい。
ありがたすぎて涙がでそう。

あなたのファム・ファタールになり損ね、
初めて出会ってからもう12年も経ってますから!
残念!
でも、両手を合わせてそのまま最敬礼して
地面につけたいくらい
ありがたい。

深夜の雨に打たれて
酔った勢いで
「懐かしいよね〜」なんつって
手を繋いで歩いたら
なんだか
16歳と22歳に
もどったような
錯覚。
少しせつなくて
別れが
息苦しいけれど

でも
28歳と33歳になった
大人ですから
「またね〜」って
タクシーから手をふる。

灰色の夜のネオンが
果てしなく遠い遠い
天の川みたいだ。

交わることのない
天の川で
いつもすれ違いながら
それでも12年間
1年か2年に1度か2度
「やあ元気?」って
酒を酌み交わす。

時が流れて
彼が結婚しても子供がいても
笑ってお酒が呑める
いつまでも5歳年下の
あなたのファム・ファタールでいたいよ。
いい女になるべく
もっと精神的に強くなりたい。

久々にちょっとギュッとして
女性ホルモンが
ぼあ〜っと出た感じ。
この感覚をずっとずっと忘れてたよ。
ありがと。



本日のメニュー***
生ビールジョッキ
すだちのチューハイ
やんちゃ酒(日本酒)
カサブランカ(カクテル)
潮騒(カクテル)
[PR]
by 1egg2min | 2005-05-07 11:45 | TEXT

骨でした。

先週から
変な場所から歯が生えてきて痛いので
抜いていただこうと
愛●学院の歯学部へ検査にいく。

初診は「歯ですねえ」とか呑気に言っていたが
じゃあレントゲンで
なんつっても
何にも怪しい歯が
レントゲンに映らない。

結局
朝の9時から昼の2時まで
あっちへ行け
こっちに行けと
4人の歯科医をわたり歩き、

結論。

「骨がでてきちゃったみたい(苦笑)」

面白いのか、珍しいらしく
ポラとデジカメで撮影会がはじまり
変な口を開ける器具であらわにされ
口の中を目の前でフラッシュをたきながら
ポラをきられるあの感覚。
完全な「花と蛇2 パリ/静子(笑)」
団鬼六的世界観。

結局、骨がでていてはまずいらしく
様子を見て手術もしくは、骨カバー(透明or半透明)を
作るらしい。
難儀である。

先週から体調も、何もかもが最悪なことになり

・火曜に結膜炎で眼科へ
・木曜に仕事でありえないミスの発覚で
 夜中までフラフラで刷り直しの差し替えをしていたら
 やばい悪寒に襲われ胃腸風邪をこじらせダウン。
・金曜に点滴を打ち、それでも這って仕事に行ったのに
 さらに追い打ちをかけるもっと大きなミス発覚でKO。

その上に
「骨がでてきちゃったみたい(苦笑)」だもん。

厄払いに行くべきだろうかと本気で悩む。
というか
自分の気持ちのうわつきと
大人としての自己管理の出来てなさに涙がでる。

胃腸風邪はひどく
人生ではじめての点滴を打って
何も食べられずプチ断食をしたら
緑の宿便がでた。

悪いものは全て出して
ついでに骨もでちゃったけど
人生をリセットすべく
GWはひきこもりで掃除。

唯一、
明日はハナレグミこと永積さんのライブ。
涙がでそうに愉しみ。
病魔でヨボヨボの身体に
永積さんのまっすぐな声を染みこませて
元気をもらおう。

食べて寝たらすぐに忘れ
めったなことじゃ落ち込まない性分ですが
じつは結構。
ヘコんでます。
[PR]
by 1egg2min | 2005-05-03 01:32 | TEXT

桜道

愛した記憶は
砂のように
さらさらと
指をすり抜ける。

でも、
愛された記憶は
身体にじんわりと
いつのまにか染みこみ、
消えることがない。

何度、
くりかえし夜がきても。
3回目の
桜が
道路を白に塗り替えても。
髪を
何度切っても。

君のいない世界で
僕は
ずっと
ひとりで
ズボンの裾をぎゅっと掴んで
ひっそりと
君が愛してくれた
あの夏の日の中で
ずっと今日まで
ひとりぼっちで
待っているんだ。

君の手の感触も、
髪の匂いも
最後に
君が流した涙も、
全部そのまま覚えているには
あまりにも
時間が経ちすぎて

すべてを
一ミリも
忘れないと
決めたのに
すくっても
すくっても
さらさらと
記憶は風にとばされて
覆い被さって
必死でかき集めても
もう、
はっきりと
思い出せなくなってきちゃったんだよ。

君を失った日に
怖くて眠れずに
朝になった
あの日の朝の
空けていく
あの青色の中で
ブルブルと
ただ
君のいなくなった世界に
まだ
馴染めずに
ふるえてるんだ。

色を完全に失った世界に
馴染めずに
ここまで
ひとりで
うまく
やってきたのに。

消えないんだよ。
どんなに
苦しいくて
忘れたくて
忘れたくて

無理矢理に目をぎゅっとつぶって
強引に
朝をひきよせようとしても
忘れられなくて
思い出すんだ。
君がやさしくしてくれたすべて、
君が愛してくれたことすべて
身体に染みこんだ
君のやさしさが
じんわりと色を移す。

僕にとって
はじめて
弱くてもろい自分を含めて
人を愛し、愛されるというという意味を
感じたのは
君だったんだ。

君にとっては
ただの幼い恋に
過ぎなかったのかもしれない。
つながることのない
過去の点。
線になって
未来へも
過去にも
つながらない
孤立した
ただの
ちっぽけな点だったのかもしれない。

けれど
僕に君が描いた点は
とても
大きくて
塗りつぶされた黒は
空虚な
深い深い闇を残した。

そのことを
君は
きっと
永遠に知ることはない。

だって
僕は
過ぎ去った
ただの曖昧な
記憶にすぎないのだから。

僕の匂いも
感触も
笑った顔も

君は忘れる

まるで
僕たちは
出会ってなんかなかったみたいに
いつものように
笑うのだ。

愛されなけばよかった。
ただ
欲望だけだったら
ただ
好奇心だけだったら
こんなにも
きっと
苦しくはなかったのに。

いつか
愛しいひとは
どんなに愛しても
どんなに
がんばっても
つながれた手をほどき、
僕を好きじゃなくなって
僕を置き去りにして
いなくなるのだと

僕の脳に
新しいプログラムが
打ち込まれてしまった。

だから
怖いんだ。
ずっと
怖いんだ。
ただ
怖い。
もう、
この夜に
ひとりで置き去りに
されるのが
ただ、
こわいよ。

何にも悪いことをしてないのに。

どんなに
強くなったって
愛された記憶があるかぎり
僕は
夜におきざりのまま
ただ
抱きしめて眠ってくれる
身体を探しに
よるを彷徨う。
[PR]
by 1egg2min | 2005-04-17 03:09 | TEXT

よるをまもるやせっぽっちでめがねをかけた守宮。

「見て、今日は細い三日月だよ」
とちいさな声でつぶやく。
声は夜の街へ
細い
とても細い線になって
闇へと吸い込まれる。

「まだ裸足では寒いねえ。」

「でも、ほら、もう春の匂いがする。」

春は乱視みたいに
夜の輪郭を甘くする。

冬の夜の、あの感じ。
輪郭がシャープで
ツンとした
あの感じが
とてもいとしい。

ビールを片手に裸足で出たベランダ。
「やっぱり、まだ寒いよ」といいながら
部屋のなかにそそくさと退散。

いつのまにか、習慣になってしまったこの癖。
誰もいない部屋、
街の真ん中、
夕日がピンク色に染まる黄昏、
思いがけず見上げた冬の星、
夏の星、
美味しくできた料理を食べて
ニコリとした瞬間、
温泉で「ふう〜」っと天井を仰いだ時、

「見て見て」と
わたしは話しかける。

言葉は行き場を持たないから
所在なさげに
湯気の中や、
夜の闇に
消えていく。

ひとに話したことは勿論ない。
だって、
やばいじゃん。
そんなの。
痛いし。
痛すぎるし。
というか、
我ながら
ちょっと引いちゃうし。
まさか、

すっかりフラれて
3年も時が過ぎた恋人に
話しかけていますなんてさ。

キラキラしたものや、
思わず、ハッと美しい月や、
美味しいものや、
いとしい瞬間に遭遇すると、
神経が脳に信号を伝えて、
瞬時に演算が始まって、
過去や経験と照らし合わせが行われて
冷静な分析が行われるスピードより
ううんと早いスピードで、
「彼に伝えたい」と
答えがはじき出される。

この愛しさを
早く彼に伝えたいと。

どうしてなのか
よくわからない。
でも、
切実に
思うのだ。

世界のこの儚い美しさを
自分が今、発見した
この瞬間を
はやく
彼に伝えなきゃって。
思うのだ。
消える前に
共有したい。
と。

28年の人生の
たった2年半。
その内、遭っていた時間なんて
たかが半年ぐらいの、
幼い恋を
共有したというだけの男の子。

なのに、
どうしてだろう。
どうして
消えてくれないのだろう。
愛しくて
愛しくて
憎しみなんて
どんなに探しても
見つからない。

彼の心を失ってから
ほんとうに欲しいものなんてなにもない。
空虚なばかりだけれど
それでも、前に進めと
世界は言う。
もし、ひとつ願いを叶えてくれるなら
「永遠」を下さいと
お願いする。
何もいらないから
ただ
「永遠」を。

愛しいものは
指の間からこぼれおちて
あわてて
かき集めようとしたときには
もう、
ての届かない場所にある。
ちゃんと
存在して
呼吸して
温かくて
同じ匂いをしているのに
次の瞬間には
もう、ふれることもできない。

手の届かない場所に行った
愛しいひとは
振り向くことなく、
別の時間を生きて
また誰かに恋をして
子供ができて
そして
知らない人生を生きて
死んでいく。

ただ、恋が終わっただけ。
ささいな
幼い恋が
ありきたりな理由で
終わった。
それだけ。

でも、
愛しいひとが
隣で笑っていてくれない人生は
なんとも心許ない。

細い月のような目をしていて
唇と背中の筋肉がとても綺麗なかたちで
犬に顔を嘗められても
ムツゴロウさんみたいに
ずっと、ただ、嫌がりもせずにニコニコと嘗められていた。
彼に愛されている自分は
なんだか
子犬みたいに
いとしい生き物になったような気がした。
おっぱいも
目も鼻も口も
髪も足も
まあるくて柔らかい
上等な生き物になったような
そんな気がしていた。

幸福の真ん中ですら
セックスをして眠って
夜の真ん中でひとりぼっちで目が覚めて
無防備に
隣で眠る顔を見ていると
いつも涙がでた。
「いつかきっと失ってしまう日」を思って
天井を見上げて
声を殺して泣いていた。
あの苦しさを思えば
一人の今の方が
すこし楽なのかもしれない。
失うべきものは
なにもない。

大人になっても
ビールは苦い。
でも、
旨いのだ。

苦い恋は
ビールのつまみにして
一気に飲み干す。
[PR]
by 1egg2min | 2005-03-08 00:44 | TEXT

あお と オレンジ

ビルからでると
ふいに
あお。
ネオンの
オレンジ。

一番、
いとしい時間の色。

もうすぐ

死ぬんじゃ......
とうくらい
眠っていません。
朝3時に寝て
朝5時に起きる
という生活が
この二週間続いておる次第でございます。
無論、
ひっこしの荷物も
そのままに。

でも、引越しした4階のこの部屋から見る
夜の街の黒が
とても
とても
キラキラとした
ツンと
緊張感を持った
そんな
黒で

とても
元気がでます。

窓の結露が
白く
朝はきれい。

のんびりと
歩いて3分の銭湯へ行って
その足で
本屋に行って
バーで一杯ひっかけて
うひゃひゃ〜と
笑いながら
夜の街を
お散歩しながら
星を見ながら
ビール片手に

お日様に干して
ぽっかぽかの
お布団に毛布で
ぐっすり眠りたい。

と書きつつ、
締め切りの仕事はあと4つ。
請求書も書かなきゃ
ゴミもださなきゃ
メールの返事も
引越のお知らせも、



していたら
桜の
お知らせ。

雪が降らない

ですのね。
[PR]
by 1egg2min | 2005-01-26 21:18 | TEXT

しきり直しフェチ。

皆様あけましておめでとうございます。
ご挨拶がおくれました。
生きてます。
髪切りました。
そして、
またまた、引越しです。

実は、昨今の震災におののいた大家さんにより、(大改造したばかりの!)昭和レトロ感たっぷりの部屋の取り壊しが(いきなり)決まりまして1月10日に引越す運びとなりました。よって、年末年始はバタバとしております。年賀状を頂きました皆様、しばしお待ちください。新居兼、事務所の改造が終了しましたら是非!お立ち寄りください。今度は駅から1分の3LDK。ステキなパンを焼いてお待ちしてます!ルームシェア希望のステキな男子も随時募集中。

しかし、それにしても
今年は新年から
ものすご〜く良い予感がふつふつとしておりまして
そう、ふつふつと
ニヤニヤと。
1日に目覚めた瞬間から
すごい予感が。
でも、おみくじは「吉」でした。

年末年始にどど〜っと
10年来の友人にあったり、
道ばたでばったり東京の友人に遭遇したり
久しぶりの友人がライブに誘ってくれたり
知人の友人が友人の知人だったりと
友人の知人が私の知人だったりと
わたしを取り巻くステキな友人が
わっか状に繋がりはじめた感じ。

フリーになって2年で学んだ最大の痛い教訓は

・じめじめと「負」のエネルギーを持った人とは近づかない。
・その人の持つ「匂い」が動物的にダメな人間とは頑張ってもうまくいかない。
・ちゃんと休む、ちゃんと笑う。

という超動物的なことでした。
新居は周りに
ショットバー天国なので
ますますと
女ブコウスキーと化すこと
うけあい。

あなたのファムファタルになりたい
そんな
負け犬でございます。

今日、何年かぶりに
だいすきだった昔の恋人が夢にでてきました。
彼はとてもお肌が荒れていて、
飲めないお酒を飲んでいて
荒んでいてやさぐれちゃっていて
もう好きではないひとになって
夢にでてきた。

越えたな。
と思った。
やっと3年で
記憶を越えることができた。
と目覚めたら
飲み会のお誘い。

そうそう
こうやって
その先にね。

髪を切ったものの
誰にもあっていないので
似合っているのか謎のまま、、、、。
今日もお天気です。
[PR]
by 1egg2min | 2005-01-07 11:46 | TEXT

借景生活

あなたは自分の人生対してつねに冷めている。

とお客に言われた。

みんなが
救いを求める
夜のはしっこでね。

空には星。
星。
ああ、
もっとたくさん星が見える
キリリと冷えた山へ

甘ったるい
缶コーヒーと。
愛しい誰かのポケットと。

また、人生が勝手に加速度をつけて
滑り出す。
つるつると滑るから
たてやしないじゃない。
そのまま、
お尻で
びゅーんって
びゅーんて
どこまで滑れるかしら?
ってとこ。

背の高い年上の女に
ハイヒールで踏まれたいと言った青年実業家に
あと私の年が5歳上だったら
口説いていたと言われた。
「意志的な顔」をしている女が好きなんだってさ。
私は「意志的な顔」なのだってさ。

彼は自分がデブで醜悪であると言うコンプレックスを
最大のパワーに変換する装置を
自分の中に作ることに成功したと
言っていたのだけど
それでもやっぱり
踏まれたい欲望が捨てられない。
というか
むしろ
どんどんと膨らみはじめてる。
んだって。
これって彼にとって
すごいピュワな欲望。
蹴ってくれたら
毎月200万のお手当なんて
笑って言う。

彼は歪んでいるのか
はたまた
世界が歪んだのか
それとも、
もともと歪んだ世界が
こうやって
わたしの目の届かないように
すっぽりと
覆い隠されていたのか。

女友達と
おっきいホールのライブに行って
ピョンピョン跳びはねて
「ひ〜!スーさんかっこいい〜!」
とか(あんまり思ってなくとも)
中学生と共に絶叫してみたり
周りの女子に同調したり。

大人だからこそ
こういう無心になる時間は
とてもとても必要なのだ。と
そう、話し合う。

ライブの後、
沖縄料理を食べて
西表の時に毎日飲んでいた八重泉を
さんぴん茶で割ったら
懐かしくて
懐かしくて
涙がでそう。
出産祝い送らなきゃ。

ゴーヤのクリームチーズ和え美味しかったなあ。
私の大好物の「麩チャンプルー」も。

雪が降る夢を見た朝、
カーテンを開けたら
外が青白くて
「雪」だ!
と思って窓を開けたら
白いだけの冬の朝。

さあ、
加速度つけて
お尻で進め。
[PR]
by 1egg2min | 2004-12-23 09:02 | TEXT