ほ乳類のともだち

お休みをずっととれなくて
目の前がぐるぐるする。
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# by 1egg2min | 2006-10-18 11:10 | TEXT

銀河系に涙を一滴垂らした

午後のすきまに
だいすきなおともだちから突然の電話。
名古屋に来ているというので、
とてもうれしくなって
隙間をぬって
いそいそと会いに行く。

昨日だったら仕事で
ぐしゃぐしゃでぺっしゃんこに
なっていたから
逢えなかったのに

逢うべき時に
あいたいひととは逢える
世界はそんな風に
まわってるらしい。

東京のみんなの近況を聞く。

ちょっと前までは
彼女たちとどんどん離れていってしまう不安や、
埋められない距離や
同じクリエイティブな仕事を生業にする者としての
東京への羨望や、
今、此処の場所にいる理由もなくて
やみくもに彼らがくらりと眩しい感じが
していたけれど

今は
自分が迷いながら選んできた選択に
後悔はない。
そう、まっすぐな気持ちで思える。

クリエイティブな仕事としての
チャンスは捨ててきたかもしれないけれど
必要な時期がきたら
自然と接点が生まれる筈だから。

関係ないけれど
今月の「リンカラン」を読んでいたら
(すぐに「リランカン」と言ってしまうのは私だけ?)

「ホメオパス」
「ホメオパシー」

というものを熱く語っている人たちの記事を読んで
(文脈からすると先月号でこの特集だったのかもしれない)
何度読み返しても
気持ち悪いほど、新興宗教のひとたちみたいで
初めて読んだ人には、不安と気持ちの悪さを抱く文章なので
編集者的にこれはどうなんだろう。

「ホメオパス」って今、すごく流行っていて
もはや説明すらしなくていいのもなのか?
「ロハス」「デトックス」みたいなもの?

だって、説明文が

「銀河系に涙を一滴垂らした」と例えられるほどまでに希釈した「レメディー」を出してくれる存在、それがホメオパスです。

の一文のみ。

これでは
手から「ビブーティー」といふ空中から物質化したさらさらの白い粉や金の時計をだしてくれるアフロヘアーの存在、それがサイババです。

ぐらいの
激しい不安におそわれる。

雑誌において
作り手側が完全に客観的な視点を失った
共通認識への依存しすぎる文章って
専門誌でないかぎり気持ち悪い。
ライターさんも編集者も
あえてこのくらい気持ち悪さを演出し、
逆に興味を抱かせようという意図なのかと
思ってしまうが
どうなんだろう。
他の記事が、かなり大衆ににじり寄ってるだけに
さわやかなデザインで一見、お洒落で
軽やかなレイアウトにみえるここだけが

見たことのない
気持ちの悪い光に満ちているようにみえる。

さて、
気持ちが悪いあなたは
間違いなく、
「ホメオパス」
ググりましたね(笑)

でも、

「銀河系に涙を一滴垂らした」

という言葉の感触はいい。
とても。
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# by 1egg2min | 2006-02-18 04:51 | BOOKS

デザインの神様

彼にコーヒー豆とミルをプレゼントしてもらった。

フリーランスになって
デザインが煮詰まって苦しくて
でも締め切りが迫ってきた時

「デザインの神様が降りてこない」と

メールをしたら

「ミルと豆に魔法かけといたから!一息ついて!」

と返事がきた。

この男。
いとしい。
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# by 1egg2min | 2005-12-13 17:00

 大人の世界で体操座り。


社会になげだされた瞬間から
「大人」にならねばならない。

「働く」。
こんなに当たり前で、
こんなに当然のことが
実は一番難しい。

正当な方法として正社員になる。
公務員、教員、学者、研究者。

つまるところ
人は毎日の幸せのために、おいしいご飯のために、家族のために、住宅購入、いっぽんの煙草、一杯のビールのために
対価としての「お金」を得なければ

明日から私は電気代も家賃も払えず、
お洋服も、ビールも、海外旅行も、地下鉄にさえ乗れない。
それがリアルな「社会」。

高校を卒業、公立の美大を目指して浪人、私大の美大に入学するも仮面浪人でドロップアウト。やけくそで受けた3度目に目指した公立の芸大にうっかり合格。結局、ひとより2年遅い「社会人」スタート。しかも、全くもって「就職」がリアルでなかったので、「就職活動」のはずの大学4年で沖縄は西表島で夜の蝶。またしてもドロップアウト。帰ってきて、なんとなく大学の先生が紹介してくれたので、全く知らない&興味もなかった(ごめんなさい....)広告代理店にデザイナーとして就職。半年後、会社が流行の民事再生法によりいきなりの解雇&退職。外注先だったデザイン事務所に拾われ1年。退職後、知り合いと出版社たちあげ&フリーランスになるが人間関係等のトラブルで解散1年。以後、夜の蝶、ベトナム料理屋などをしながらデザインのフリーランス。が、喰えないので派遣社員のデザイナーとして日夜、編プロ勤務。土日&平日の夜はイラストレーター。そんなこんなでもう28歳。

以外と波瀾万丈なのか、普通なのかよくわからない。バイトの種類は30職種を越える。
何かになりたかった。
何にもなれていないけれど
何かになれると信じている。
ニートではない。
人よりも何倍も「働く」ということについて考えたし、働いた。
「正社員」「フリーランス」「自営」「共同経営」「派遣社員」「アルバイト」。
全てを経験してみたけれど、
答えはでない。

結局、
「生かされる」ためには誰かが「はたらく」より生きるすべはない。
デザインがすきで、本が好きで、でもそれが適職だったようには思えない。
選んだ道に後悔はないが、確信もない。
迷ってばかり。

日本の社会は豊かになりすぎて
選択肢は無限にある。
身分制度もない。
明日食べるパンに困らない。
過剰な刺激と、飽和したモノ、行き届きすぎたサービス、潔癖な清潔感。
求められる過剰な愛情と期待。
適正年齢。ファイナンシャルプラン。

学生の時は楽だった。
子供みたいに夢ばかりみて、
自分の作品のことを考えていればよかった。
社会は両手を広げて、わたしが飛び込んでくるのを待っているみたいで。

浅はかな共同経営の失敗、失恋、人間不振、貧乏、家族の抱える深い闇。
繰り返される同じ毎日に
どうしても慣れることができない。

じゃあ、またドロップアウト?
趣味に生きる?
起業する?
適当に花嫁に?

それも、まだ、できない。
西表島の海を見ながら、
「私にはまだここに来るには早すぎる」と思ったあの夏から
6年が過ぎても、
まだ、あの島へ住める人間にはなれていない。

継続の中の穏やかな日々の中にこそ
人生で大切なことは含まれているのだろうと思うけれど。

派遣会社で
次の派遣先の相談をしてきた。
情が移りすぎる前に、次へ。

バリとヨーロッパから帰国したら
(とりあえずお金もないので)
新たな環境で、新しい人にどんどん出会っていくことにした。

責任をとれる仕事をしたい。
30になったら
ちゃんと自力でたてるよう
この2年は「社会」を知る荒行をする決心をした。

人とのつながりが
新しい道をつくってくれる。
そのことだけは
間違いない。

「考える」ことで迷ったり、苦しんだりすることは
「何も気がつけない」人間よりよっぽど豊かで幸せなことだと思うよ。

と、男友達がいつも言ってくれるけど
そんな彼も「考えて」しまう人間。
それだけうんと、苦しいことをわかっている同じ種類の。
いつも泣き言ばかり聞いてもらっているので
いつか迷いのない笑顔で
彼の相談になってやれる器になりたい。
っていっても、
結婚しちゃったら奥さんに嫌がられて
相談にのってくれないかな〜
なんか結婚とか性別とか嫉妬とか
めんどくさいな〜
一夫多妻を賛成派のわたしとしては
男女とかを越えた信頼関係とか
もっと大きい人間の繋がりってあると思うんだけど。
煩悩と世間は邪魔をする。

ちっちぇえな〜
わたしは。
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# by 1egg2min | 2005-05-25 00:14 | TEXT

エビフライで大暴走!

嗚呼。ついにやってしまった。

ここのところ、
青い魚と野菜と豆。
ダイエットのため厳しい食事制限と
毎日30分もかけて自転車通勤してたのに。
大暴走しちまった。

自転車通勤で発見した店は数あれど、
一番、気になっていた
「ハヤシライスとジャンボエビフライ」の看板。

「ジャンボえびふりゃーだがねえええええええと」

100%濃縮還元ピュアなナゴヤ人DNAが遺伝子レベルで
拳を握りしめて絶叫し、コサックダンスをしながら
螺旋をかけあがる。
ソウルなフード。
エビフライ。
しかも
ジャンボ!っスよ。

あか抜けない加減も絶妙な、おされ感ゼロな昭和の香り漂う洋食屋。
何故か、店の前に水が緑色をしたメダカの水槽。
しかし、食いしん坊レーダーを刺激する
なんだか旨そうな予感に充ち満ちている。
その名は「欧昧」

仕事が遅くなって
腹ぺこだったので
虫が光に吸い寄せられるように
フラリと入ってしまったのだ。

しかも、時刻は夜10時。
おまけに
リュックにカーゴパンツを右足だけ膝までロールアップ(自転車のチェーンにパンツが巻き込まれ防止対策)という男気100%の格好をした
年の頃なら28歳の女子がですよ
平日のよるに
リュックサックで
ひとりですよ。

ハヤシライス、サイコロステーキ、ロールキャベツ、ハンバーグ、ジンジャーポークに、チーズオムライス。味噌カツ、ジャンボエビフライ。そして何故かエビチリ?!どうもエビに片寄った感のあるメニューだが、うっまそ〜ぅ!なの。

迷った挙げ句、コロッとまんまるな優しそうなおばちゃんが
ニコニコと運んできてくれたものを見て

瞬間、絶句。

「まるででかい「きゅうり」くらいあるジャンボエビフライ」と
「中学1年女子の上靴くらいのハンバーグのセット」。
(※みそ汁を基準に参照しよう!)
右足だけ膝までロールアップした、ただでさえ男気あふるる出で立ちなのに、
さらにこんなガッツのある食べ物をひとりで喰らう絵は
28歳女子独身としていかがなものかしらと、
しばし、赤面(いまさら...)

しかも、エビフライとハンバーグをどちらとも決められなかった
優柔不断で食い意地が張った、なんとも薄弱した精神力。
「だからデブは自己管理ができないつーの」と
心の中で悲痛に叫びながらも、ニコニコと箸はすすむ。
うんまい。でも、中学1年女子の上靴とキュウリは.....でかいよぉ......

しかし、食べ物を残すことは
いかなる状況であってもポリシーに反するので
ガッツりと涙目で完食!

帰り道、自転車で走りながら
激しい懺悔の気持と
抑圧した食欲が暴走し食欲中枢を満たした快楽が
交互にやってきて
デミグラスソースとタルタルソースが
名古屋場所をしているみたいに
胸焼けして吐きそう。
(おいしかったよ。おばちゃん....)

そいえば
ジャンボエビフライが有名な海のそばのホテル。
だいすきだった恋人とよく行ったっけ。

いつも欲張って頼みすぎたジャンボエビフライを
「エビが....エビが......夢にでそう....」とか言いながら
バカみたいに笑いながら食べたっけ。

車を停めて
窓の下の海岸を歩く。
冬の海は風が強くて
夕方の光が
ゆるいパーマがかかった
彼の茶色の髪の毛を
さらさらと夕日のオレンジに透かす。
ふりかえると逆光の中で
くわえ煙草をした
少し厚い唇の隙間が
とてもセクシーなひと。
海風で身体がべたべたした。

鼻がつんとする。
コンクリートに座って見た
冬の海越しの
笑っていない彼の横顔。

乾燥してガサガサとする節とキズの耐えない手。
柔らかい髪。
寝起きが悪く
ちいさい男の子みたいな寝癖。
なんとか起きようと
裸にパンツ一丁でくわえ煙草をしたまま
ぼんやりしている横顔。
すべてが
いまでも愛おしい。

人生で
もし過去に一度だけ戻れるなら

彼がストンとまっすぐに
私を好きでいてくれた
あのポカポカとした
愛しい日々の中に
戻りたい。
そう思う。

今でもおいしいものを食べると
「彼に教えてあげたいな」と
無意識に思っている自分がいて
驚く。

3年も会っていないのに。
たぶん、永遠に会うことはないのに。
運命は
遠く
遠く
はなれてしまった。

けれど、彼はきっと
夜にひとりで
「まるででかい「きゅうり」くらいあるジャンボエビフライ」と
「中学1年女子の上靴くらいのハンバーグのセット」。
を食べる
そんな女の子に恋に落ちないことはまちがいない....。
それとも
相変わらず私らしいねって
あきれたように笑うだろうか。

彼の理想からも
遠く
遠く
はなれてしまった。
体重の増加とともに、
恋する日が
日いちにちと
また全力疾走で遠のいていく........
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# by 1egg2min | 2005-05-24 01:03 | FOODS

ブログとココアとホットチョコレートぐらいのミクシイさん

知人に
mixi(ミクシイ)を紹介していただいたので
ブログから日記の拠点を移しております。
友人各位、ご紹介しますぞ。

不思議なコミュニティーで
なんだか
「俺、ワールドワイドうえっぶで今、だれかと繋がってるぅ〜」
「おら、ひとりでなかっただ〜」感が
ブログより濃厚なコミュニティー。
ココアとホットチョコレートぐらいの差。

ヘンテコな人との繋がり方が現代社会っぽい。
誰が見てるの?っていう自意識過剰精神が
お友達の輪を広げる
なんともよくできた仕組み。
興味がある方はmixi(ミクシイ)で会いましょう。
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# by 1egg2min | 2005-05-16 22:50

チャリ散歩部

今日の夕食

早く帰れたので

・大黒花芸豆の甘煮
・なめことワカメと豆腐と大根とあおさのおみそ汁
・生かつおのお刺身となますの和風サラダ仕立て

うまい。

けど誰もほめてくれないので

「おぬし、また料理の腕をあげましたのぉ」

な〜んて独り言をいいつつ
生グレープフルーツの焼酎割りをのみながら
お風呂で読書もいいねえ。


実は
今、食事制限しております。
根っからの
旨いもの甘いもの好き&運動不足&3年の恋人不足が高じて

健康診断にひっかかり、
うっかり乙女の死刑判決を言い渡されました。

確かに、
乱れておりました。

実家まで車で20分の距離ながら
もう2ヶ月ぐらい帰っていないし。

2年前にフラリと家を出てから
3回の引越し
昼間はデザイナーの派遣社員
夜の蝶バイト、
休みの日はイラストレーターとしての仕事と
ベトナム料理屋での料理修行。
等々、

自分の「生活」や
リズムなんて
考える余裕すらなかったのだ。

走れ
走れ
はしれ〜
って
声がするみたいに。

「何かにならなきゃ」
「こんなんでは終われない」
「早く早く何かにならなきゃ」

って
強い強い

強迫観念ね。

おかげで

仕事が上の空になりミス連発。
ひどい風邪をひいて点滴、
未だに治らない花粉症。
太る。
ブサイクになる。
極めつけの
キツイ診断結果。

よって
反省して
人生をリセット運動期間中。

毎日、炭水化物抜き、魚&野菜のみのお弁当を手作り。
パリ旅行資金の節約&運動不足もあり、
地下鉄5駅分・30分のチャリ通勤。

体調もココロも健康体になってきた気がする。

自転車はたのしい。
わざと知らない道に迷いながら帰る。
途中、変なスーパーに入ってみたり
いい感じの銭湯をみつけたり
美味しそうな手打ちそばの店を発見したり
本屋にふらっとよったりね。

満員電車なんてだ〜い嫌い。
人の群れている場所が苦手。

暗くなった帰り道
知らない町の中
自転車にのっていると

ベトナム料理屋でエビの皮をむきまくっている時とか、
ひたすら生春巻きを巻きまくってる時とか
野菜を大量に切りつづけている時みたく
かなりアルファー派がでまくる。

作業をしているので
拘束されちゃってるし
あれをしなきゃとか
仕事のこととか
余分なことを考えずにすむし

ひとつの作業に没頭して
頭がからっぱになって
からっぽのまま
だいすきだった恋人のこととか
宇宙とか未来とか
書きたい小説のプロットとか
いろんなことを
単純作業をくりかえしながら
ぼんやりと考える瞬間がすき。

ひとりチャリ散歩部。

現実を受け入れようと
ヨガビデオをみながら
鏡の前で
すっぽんぽん(って言い回しなんかかわいい)で
ヨガをしてみた。

なにコレ?
本当に
脱いだらスゴイことになってしまっていた。

男子に裸を見られない油断って
すえ恐ろしい......
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# by 1egg2min | 2005-05-16 22:41 | TEXT

昔の男

昔の男はみんな優しい。

おっさんキャラに成り下がった
こんなダメダメな私にも
恐ろしく優しくて
大人のいい男たちである。

体調がよくなってきたので
久しぶりに
鴨料理などを食しながら
日本酒なんぞ呑んじゃって
現在の彼女との結婚について
「そろそろ覚悟を決めて結婚したら〜」
なんて憎まれ口をたたいたりして

さあ、もう一軒と
名古屋を一望する
真っ暗なバーで
飲み直したりしちゃって

「いい感じの大人の女のひとになってくれて嬉しいよ」

って。
言ってくれる昔の男って
ありがたい。
ありがたい。
ありがたすぎて涙がでそう。

あなたのファム・ファタールになり損ね、
初めて出会ってからもう12年も経ってますから!
残念!
でも、両手を合わせてそのまま最敬礼して
地面につけたいくらい
ありがたい。

深夜の雨に打たれて
酔った勢いで
「懐かしいよね〜」なんつって
手を繋いで歩いたら
なんだか
16歳と22歳に
もどったような
錯覚。
少しせつなくて
別れが
息苦しいけれど

でも
28歳と33歳になった
大人ですから
「またね〜」って
タクシーから手をふる。

灰色の夜のネオンが
果てしなく遠い遠い
天の川みたいだ。

交わることのない
天の川で
いつもすれ違いながら
それでも12年間
1年か2年に1度か2度
「やあ元気?」って
酒を酌み交わす。

時が流れて
彼が結婚しても子供がいても
笑ってお酒が呑める
いつまでも5歳年下の
あなたのファム・ファタールでいたいよ。
いい女になるべく
もっと精神的に強くなりたい。

久々にちょっとギュッとして
女性ホルモンが
ぼあ〜っと出た感じ。
この感覚をずっとずっと忘れてたよ。
ありがと。



本日のメニュー***
生ビールジョッキ
すだちのチューハイ
やんちゃ酒(日本酒)
カサブランカ(カクテル)
潮騒(カクテル)
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# by 1egg2min | 2005-05-07 11:45 | TEXT

骨でした。

先週から
変な場所から歯が生えてきて痛いので
抜いていただこうと
愛●学院の歯学部へ検査にいく。

初診は「歯ですねえ」とか呑気に言っていたが
じゃあレントゲンで
なんつっても
何にも怪しい歯が
レントゲンに映らない。

結局
朝の9時から昼の2時まで
あっちへ行け
こっちに行けと
4人の歯科医をわたり歩き、

結論。

「骨がでてきちゃったみたい(苦笑)」

面白いのか、珍しいらしく
ポラとデジカメで撮影会がはじまり
変な口を開ける器具であらわにされ
口の中を目の前でフラッシュをたきながら
ポラをきられるあの感覚。
完全な「花と蛇2 パリ/静子(笑)」
団鬼六的世界観。

結局、骨がでていてはまずいらしく
様子を見て手術もしくは、骨カバー(透明or半透明)を
作るらしい。
難儀である。

先週から体調も、何もかもが最悪なことになり

・火曜に結膜炎で眼科へ
・木曜に仕事でありえないミスの発覚で
 夜中までフラフラで刷り直しの差し替えをしていたら
 やばい悪寒に襲われ胃腸風邪をこじらせダウン。
・金曜に点滴を打ち、それでも這って仕事に行ったのに
 さらに追い打ちをかけるもっと大きなミス発覚でKO。

その上に
「骨がでてきちゃったみたい(苦笑)」だもん。

厄払いに行くべきだろうかと本気で悩む。
というか
自分の気持ちのうわつきと
大人としての自己管理の出来てなさに涙がでる。

胃腸風邪はひどく
人生ではじめての点滴を打って
何も食べられずプチ断食をしたら
緑の宿便がでた。

悪いものは全て出して
ついでに骨もでちゃったけど
人生をリセットすべく
GWはひきこもりで掃除。

唯一、
明日はハナレグミこと永積さんのライブ。
涙がでそうに愉しみ。
病魔でヨボヨボの身体に
永積さんのまっすぐな声を染みこませて
元気をもらおう。

食べて寝たらすぐに忘れ
めったなことじゃ落ち込まない性分ですが
じつは結構。
ヘコんでます。
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# by 1egg2min | 2005-05-03 01:32 | TEXT

桜道

愛した記憶は
砂のように
さらさらと
指をすり抜ける。

でも、
愛された記憶は
身体にじんわりと
いつのまにか染みこみ、
消えることがない。

何度、
くりかえし夜がきても。
3回目の
桜が
道路を白に塗り替えても。
髪を
何度切っても。

君のいない世界で
僕は
ずっと
ひとりで
ズボンの裾をぎゅっと掴んで
ひっそりと
君が愛してくれた
あの夏の日の中で
ずっと今日まで
ひとりぼっちで
待っているんだ。

君の手の感触も、
髪の匂いも
最後に
君が流した涙も、
全部そのまま覚えているには
あまりにも
時間が経ちすぎて

すべてを
一ミリも
忘れないと
決めたのに
すくっても
すくっても
さらさらと
記憶は風にとばされて
覆い被さって
必死でかき集めても
もう、
はっきりと
思い出せなくなってきちゃったんだよ。

君を失った日に
怖くて眠れずに
朝になった
あの日の朝の
空けていく
あの青色の中で
ブルブルと
ただ
君のいなくなった世界に
まだ
馴染めずに
ふるえてるんだ。

色を完全に失った世界に
馴染めずに
ここまで
ひとりで
うまく
やってきたのに。

消えないんだよ。
どんなに
苦しいくて
忘れたくて
忘れたくて

無理矢理に目をぎゅっとつぶって
強引に
朝をひきよせようとしても
忘れられなくて
思い出すんだ。
君がやさしくしてくれたすべて、
君が愛してくれたことすべて
身体に染みこんだ
君のやさしさが
じんわりと色を移す。

僕にとって
はじめて
弱くてもろい自分を含めて
人を愛し、愛されるというという意味を
感じたのは
君だったんだ。

君にとっては
ただの幼い恋に
過ぎなかったのかもしれない。
つながることのない
過去の点。
線になって
未来へも
過去にも
つながらない
孤立した
ただの
ちっぽけな点だったのかもしれない。

けれど
僕に君が描いた点は
とても
大きくて
塗りつぶされた黒は
空虚な
深い深い闇を残した。

そのことを
君は
きっと
永遠に知ることはない。

だって
僕は
過ぎ去った
ただの曖昧な
記憶にすぎないのだから。

僕の匂いも
感触も
笑った顔も

君は忘れる

まるで
僕たちは
出会ってなんかなかったみたいに
いつものように
笑うのだ。

愛されなけばよかった。
ただ
欲望だけだったら
ただ
好奇心だけだったら
こんなにも
きっと
苦しくはなかったのに。

いつか
愛しいひとは
どんなに愛しても
どんなに
がんばっても
つながれた手をほどき、
僕を好きじゃなくなって
僕を置き去りにして
いなくなるのだと

僕の脳に
新しいプログラムが
打ち込まれてしまった。

だから
怖いんだ。
ずっと
怖いんだ。
ただ
怖い。
もう、
この夜に
ひとりで置き去りに
されるのが
ただ、
こわいよ。

何にも悪いことをしてないのに。

どんなに
強くなったって
愛された記憶があるかぎり
僕は
夜におきざりのまま
ただ
抱きしめて眠ってくれる
身体を探しに
よるを彷徨う。
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# by 1egg2min | 2005-04-17 03:09 | TEXT