歯医者さんが大好きですがあなたではございません。

6色の色えんぴつならぬ、6色シャープペン。
ノック?部分が「歯」の形でね、
芯もちゃんと色になっているの。
歯医者さんから誕生日のお祝いに
プレゼントしていただいた。
小学校ではシャープペンは禁止されていた
まだ、珍しかった頃の話。

その時から、
いいや、そのずっと前から
性質として
歯医者さんがだいすきなのだ。
保育園生のちっちゃな頃から。
いまもずうっとね。

クラシックが流れていて、
薬品の匂いがして
眩しいオレンジの光
ひんやりとしていて
受付に絵本。

昔、出っ歯の疑い(ママが極度の出っ歯であったが、現在は差し歯なのでもうない)
をかなり心配したママによって
毎月のように歯科に通わされていた。
そんな経過もあったが
ややでっぱっているが極度の出っ歯ではないので
結局、歯列矯正はまのがれた。

いつもあの椅子に座ったとたん
うっとりと眠くなり
口を開けたまま眠り
「終わりましたよ〜起きてね」という
歯医者さんの声で起きる。
そんな子供でした。

最近、なんだか奥歯がずんずんとするので
先月オープンした近所の歯医者に行ってみた。
最新のレントゲンシステム、痛くない人肌の温度をゆっくり注入するエアガンみたいな麻酔、神経を抜くのもレーザーみたいな機械で昔みたいに、キリキリと痛いこともない。なんとも進化したものね。
歯を削られながら、
歯医者嫌いはこの「キーンカリカリ」という音が駄目なんだろうなあ。
私には面白いリズムに聞こえるんだけれど。
「キーンカリカリ」が
「ピヨピヨ」とか
「ポヨンポヨン」だったら
きっと痛くないかもねえ
なんて考えてたら
あっという間に終了。

若い歯医者さんが
「痛くないですからね。痛くしませんよ。すぐ終わりますからねえ」と
(今年28歳になるような私に)
子供をあやす口調で繰り返し言うものですから

「私、歯医者さんが大好きなんです。だから痛いのも大丈夫ですよ」と
ニコニコ答えると、

ポッとその先生の顔が赤らんでうつむいて照れ笑いした後、
「えっ?痛くした方がいいんですか」と
意味ありげの口調で聞き返された。

ハッとしたが、時はすでに遅し。

「歯医者さんが大好きなんです。」イコール
「歯医者さん(人物・あなたを含む)が大好きです。」という意味になり、

「痛いのも大丈夫ですよ」イコール
「痛いの好きなの!なるべく痛くしてね(ハート)」

という「歯医者さん狙いのM女」的発言に間違われたよう。

「痛いのは嫌いですので、できれば痛くない方で...。」
とやんわりとM女を否定しつつ、
「歯医者が大好きですがあなたではございません!」と
心の中で絶叫。

歯医者さんは相変わらず大好きだけれど
医療費は極貧の身に染み渡り、
治療よりもずっと痛い。
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by 1egg2min | 2004-09-19 16:09 | TEXT


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