昔の男

昔の男はみんな優しい。

おっさんキャラに成り下がった
こんなダメダメな私にも
恐ろしく優しくて
大人のいい男たちである。

体調がよくなってきたので
久しぶりに
鴨料理などを食しながら
日本酒なんぞ呑んじゃって
現在の彼女との結婚について
「そろそろ覚悟を決めて結婚したら〜」
なんて憎まれ口をたたいたりして

さあ、もう一軒と
名古屋を一望する
真っ暗なバーで
飲み直したりしちゃって

「いい感じの大人の女のひとになってくれて嬉しいよ」

って。
言ってくれる昔の男って
ありがたい。
ありがたい。
ありがたすぎて涙がでそう。

あなたのファム・ファタールになり損ね、
初めて出会ってからもう12年も経ってますから!
残念!
でも、両手を合わせてそのまま最敬礼して
地面につけたいくらい
ありがたい。

深夜の雨に打たれて
酔った勢いで
「懐かしいよね〜」なんつって
手を繋いで歩いたら
なんだか
16歳と22歳に
もどったような
錯覚。
少しせつなくて
別れが
息苦しいけれど

でも
28歳と33歳になった
大人ですから
「またね〜」って
タクシーから手をふる。

灰色の夜のネオンが
果てしなく遠い遠い
天の川みたいだ。

交わることのない
天の川で
いつもすれ違いながら
それでも12年間
1年か2年に1度か2度
「やあ元気?」って
酒を酌み交わす。

時が流れて
彼が結婚しても子供がいても
笑ってお酒が呑める
いつまでも5歳年下の
あなたのファム・ファタールでいたいよ。
いい女になるべく
もっと精神的に強くなりたい。

久々にちょっとギュッとして
女性ホルモンが
ぼあ〜っと出た感じ。
この感覚をずっとずっと忘れてたよ。
ありがと。



本日のメニュー***
生ビールジョッキ
すだちのチューハイ
やんちゃ酒(日本酒)
カサブランカ(カクテル)
潮騒(カクテル)
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by 1egg2min | 2005-05-07 11:45 | TEXT


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